日中当座貸越(Daylight Overdraft)とは、日中の資金過不足が発生した場合、中央銀行が担保の範囲内で金利をとらずに与信を行い、中央銀行当座預金を供給することを意味する。日中与信とも呼ばれる。
例えば、
即時グロス決済においては、決済資金の調達コストを抑制しようとして、参加者間でお互いに相手からの資金振替を待つ結果、各参加者における未決済残高が積み上がる「すくみ」が発生することがある。このような場合、日中当座貸越が行われる。
相対(あいたい)的貸出という形で中央銀行が資金供給を行うことで、金融市場の不安定化などにより、市場参加者間の資金の過不足が
インターバンク市場で円滑に調整されないことを防ぐことを目的に行われる。