• No : 1190
  • 公開日時 : 2018/12/26 10:29
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スクリーニング

スクリーニング
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回答

スクリーニング(Screening)とは、銀行貸付においては、企業の場合は財務諸表など、個人の場合は収入や信用などの情報を用いて、銀行が規定する条件に合致する企業や個人を選別することである。
 
契約前に情報の非対称性が存在する場合、それに伴う逆選択を防止する方法の1つである。
 
借り手の選別という意味では、担保もスクリーニング機能を有している可能性がある。資金貸借取引において、銀行と企業の間で契約前に情報の非対称性があり、そのため逆選択の問題が生じうる場合を考える。
 
財務体質が良好であり、銀行から提示された一定の金利が割高であると感じる企業の場合、銀行から担保の提供を求められたとしても、債務不履行により担保を失う可能性が低く、担保を提供することで金利が低下するのであれば、銀行に担保を提供するものと考えられる。一方で、財務体質が芳しくなく、銀行から提示された金利が割安であると感じる企業は、提示されている金利に満足しており、また債務不履行により担保を失う可能性が高いために、担保の提供を避ける場合がある。そのため銀行は、情報の非対称性がある場合でも、企業に対して担保の提供を求めることによって、借り手の選別が可能になると考えられる。