第1次所得収支とは、
国際収支における
経常収支の1項目で、居住者と非居住者との間の生産要素(労働、資本)の提供に対する報酬の収支であり、雇用者報酬、及び、対外金融債権・債務から生じる利子・配当等からなる。後者には、①直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払、②証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払、③その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払、などが含まれる。
2014年1月以降の国際収支関連統計の見直しを受け、旧統計における「所得収支」が、「第1次所得収支」に名称変更された。