• No : 2039
  • 公開日時 : 2019/12/25 09:46
  • 更新日時 : 2020/03/12 15:00
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インプライド・ボラティリティ

インプライド・ボラティリティ
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インプライド・ボラティリティ(Implied Volatility)とは、実際の市場のオプション価格をもとに算出された原資産のボラティリティであり、将来の変動率を予測したものである。
 
オプション価格理論において、原資産価格のボラティリティは、オプション価格を決める重要な要素の1つであるが、市場が適正と考える原資産価格のボラティリティを、オプションの市場価格から逆算して求めることができる。
 
インプライド・ボラティリティは、ブラックショールズモデルを用いて求めることができる。ブラックショールズモデルからインプライド・ボラティリティを求めると、大きくイン・ザ・マネーアウト・オブ・ザ・マネーになっているオプションは、インプライド・ボラティリティが高くなっている現象(ボラティリティ・スマイル)が観測される。これは、ブラックショールズモデルで仮定している資産価格変化率の正規分布に比べて、実際の価格変動が裾の厚い(重い)分布に従っていることを示唆している。