IFRS(International Financial Reporting Standard、国際財務報告基準)とは、IASB (International Accounting Standards Board、国際会計基準委員会)が定める会計基準である。EUの域内市場に上場する企業は、IFRSをもとに決算書を作成しなければならない。日本の金融商品取引法(連結財務諸表規則第93条)は、IFRSを「指定国際会計基準」として定めており、会計基準として使用することを認めている。
日本の会計基準(J-GAAP)が細則主義(ルール・ベース)といわれるのに対し、IFRSは原則主義(プリンシプル・ベース)の会計基準である。
IFRS財団の調査(166か国を対象)によると、欧州を中心に144か国がIFRSを自国会計基準として強制適用している。