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  • 公開日時 : 2018/02/04 01:21
  • 更新日時 : 2019/09/05 14:14
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フィデューシャリー・デューティー

フィデューシャリー・デューティー
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回答

フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary duty)とは、もとは、「信託契約等に基づく受託者が負うべき義務」を指す概念である。
 
日本の金融業においては、顧客の信認に応えるために金融事業者が担うべき様々な役割・責任を総称し、「顧客本位の業務運営」の意味で用いられている。
 
2017年3月30日には、金融庁から「顧客本位の業務運営に関する原則」が公表され、金融事業者がベストプラクティスを目指す上で有用と考えられる原則が定められた。
 
この原則は、経済の持続的な成長や国民の安定的な資産形成を図るために、「金融商品の販売、助言、商品開発、資産管理、運用等に携わる全ての金融機関」は、それぞれの役割を認識し、顧客の利益を一番に考えた業務運営に努めることが重要である、との考え方にもとづき、策定されている。