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  • 公開日時 : 2020/09/30 10:17
  • 更新日時 : 2023/02/08 16:04
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メキシコ通貨危機

メキシコ通貨危機
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メキシコ通貨危機(Mexican Peso Crisis)とは、1994年末から1995年にかけてメキシコで発生した通貨危機である。1994年12月20日に実施された15%のペソ切り下げをきっかけに発生した。その後1週間と経たずペソの価値は半減し、経常収支赤字はGDPの8%まで増大した。翌1995年1月に米国とIMFによって実施された救援プログラムによって危機は終息した。
 
メキシコ通貨危機の影響は、ブラジルやアルゼンチンといった南米諸国のみならず、アジアや欧州各国にも伝播した。メキシコ通貨危機の周辺国への影響は、「テキーラ効果」と呼ばれている。
 
 
 

(参考文献)
橋本優子・小川英治・熊本方雄,『国際金融論をつかむ』,有斐閣,2007年