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経常収支(Current Account Balance)とは、国際収支において、「貿易収支」、「サービス収支」、「第1次所得収支」、「第2次所得収支」の和として定義される項目である。 経常収支は、実体経済にかかわる取引に着目した項目であり、国内居住者と非居住者間の財貨の輸出入、サービスの受払、及び、財貨、サ... 詳しく見る
クローリング・ペッグ制度(Crawling Peg)とは、為替相場を小刻み、かつ、頻繁に、しかも長期的な限度を設けずに調整する外国為替相場制度で、為替相場の辿る経路を予めアナウンスする制度である。 通常、インフレ率が高い国において採用され、為替相場を内外インフレ率格差と同率で切り下げるように運用される。イン... 詳しく見る
為替バンド制度とは、為替相場の動きを予め定められた変動可能な許容範囲内に制限する外国為替相場制度を意味する。 ターゲット・ゾーン制度とも呼ばれる。 固定為替相場制度と変動為替相場制度の中間的な為替相場制度であり、為替相場は許容範囲の中では自由に変動するが、上限、あるいは、下限に達した時には、固定為替... 詳しく見る
通貨バスケット制度(Currency Basket System)とは、通貨当局が予め定められた公定平価で、自国通貨の価値を通貨バスケットに固定する為替相場制度を意味する。 単一通貨固定相場制度においては、自国通貨の価値が米ドルなどの単一の通貨に固定されるのに対し、通貨バスケット制度では、複合通貨である... 詳しく見る
ブレトン・ウッズ体制(Bretton Woods System)とは、1944年7月に連合国通貨金融会議(45か国参加)において締結され、1945年に発効した「ブレトン・ウッズ協定」に基づいた第2次世界大戦後の国際通貨制度を意味する。 そこでは、米ドルを資本主義国の基軸通貨とし、金1オンス=35ドルと定め、... 詳しく見る
単一通貨固定相場制度とは、通貨当局が予め定められた公定平価で自国通貨を単一の外国通貨に固定する制度を意味する。通常、固定為替相場制度という場合は、この制度を指す場合が多い。公定平価を自国通貨が安くなる方向に変更することを切り下げ(Devaluation)、自国通貨が高くなる方向に変更することを切り上げ(Reval... 詳しく見る
ドル化(Dollarization)とは、米国以外の国で米ドルが自国通貨と並存して、もしくは自国通貨に替わって利用される現象を意味する。 ドル化には、当該国政府によって米ドルが法定通貨としての地位を認められた「公式的なドル化(Official Dollarization)」と、法定通貨としての地位がない... 詳しく見る
通貨同盟(Currency Union)とは、複数の国の間で単一の共通通貨を導入する制度を意味する。通貨統合とも呼ばれる。 例えば、2023年12月現在、EU加盟国のうち20か国で、経済通貨同盟(Economic and Monetary Union、EMU)のもと、単一通貨ユーロが導入されている。 ... 詳しく見る
変動為替相場制度(Flexible Exchange Rate System)とは、名目為替相場の決定を外国為替市場における需給に委ねる外国為替相場制度を意味する。フロート制度(Floating System)とも呼ばれる。 変動為替相場制度は、通貨当局が外国為替市場に介入せず、為替相場が自由に変動するに任... 詳しく見る
国際金融のトリレンマ(Impossible Trinity)とは、「自由な資本移動」、「為替相場の安定性」、「金融政策の独立性」という3つの目標を同時に達成することはできず、このうち2つの目標しか選択できないことを意味する。 例えば、「自由な資本移動」と「金融政策の独立性」を選択したもとで金融政策を変更する... 詳しく見る
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