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信用創造(Credit Creation)とは、市中銀行の受け入れた預金が、貸し出しを通じ、さらなる預金を生み出し、これによって預金通貨が創造される仕組みである。 今、支払準備率を0<r<1とする。ここで、当初預金1単位を受け入れた市中銀行はr単位を預金準備として中央銀行に預け、残りの1-rを... 詳しく見る
硬直価格マネタリー・モデルとは、為替相場決定理論におけるアセット・アプローチの1つで、物価水準が短期的に硬直的であるという想定下での為替相場の動きを説明するモデルである。このモデルを用いると、為替相場のオーバーシューティングを説明できる。 今、自国の物価水準をP、名目マネーストックをM、実質貨幣需要をL、... 詳しく見る
テキーラ効果(Tequila Effect)とは、メキシコ通貨危機をきっかけに南米諸国のみならずアジアや欧州の国々にも波及した、先進国への一時的な資本逆流現象をいう。 メキシコ通貨危機が発生した当時、1980年代からの資本移動の自由化によって資本の活発な流出入が発生しやすい環境にあった。メキシコをはじめとす... 詳しく見る
通貨代替とは、ある国内において、自国通貨に代わって、または、自国通貨と並行して外国通貨が支払手段として用いられる現象を意味する。過去に高いインフレ率により、自国通貨の価値が不安定となった発展途上国や、体制移行国で観察される。外国通貨としてドルが用いられる場合にはドル化、ユーロが用いられる場合にはユーロ化とも呼ばれ... 詳しく見る
ペソ問題とは、実現する確率は低いが、実現した場合には資産価格を大きく変動させるような政策変数や、政策レジームの変化に関する期待が、現在の資産価格に影響を与える現象を意味する。このような期待が実際に実現しない場合、実現する資産価格と事後的に観察される経済ファンダメンタルズは非整合的となり、事後的にバブルが観察される... 詳しく見る
広義流動性(Broadly-Defined Liquidity)とは、マネーストック指標の1つであり、日本銀行のマネーストック統計によれば、「M3+金銭の信託+投資信託+金融債+銀行発行普通社債+金融機関発行CP+国債+外債」として定義される。 広義流動性は、M3に、流動性が比較的高い金融商品を加えたもので... 詳しく見る
M3(えむすりー)とは、日本銀行のマネーストック統計によれば、「現金通貨+預金通貨+準通貨+譲渡性預金(CD)」として定義されるマネーストック指標の1つである。預金通貨、準通貨、譲渡性預金の発行主体は、国内の全預金取扱機関である。 M3は、M2と同様、現金通貨や預金通貨といった流動性の高い金融商品に加え、定... 詳しく見る
M2(えむつー)とは、日本銀行のマネーストック統計によれば、「現金通貨+預金通貨+準通貨+譲渡性預金(CD)」として定義されるマネーストック指標の1つである。預金通貨、準通貨、譲渡性預金の発行主体は、国内銀行等に限定される。 M2は、現金通貨や預金通貨といった流動性の高い金融商品に加え、定期性預金や外貨預金... 詳しく見る
伸縮価格マネタリー・モデルとは、為替相場決定理論におけるアセット・アプローチの1つで、自国と外国の貨幣市場の均衡式から決定される自国と外国の物価水準が、購買力平価式を通じて為替相場を決定するという考え方である。物価水準は貨幣市場を均衡させるように伸縮的に変化することが想定されている。 自国の物価水準をP、外... 詳しく見る
貨幣とは、価値尺度機能、交換機能、価値貯蔵機能の3つの機能を持ち、商品取引における交換を媒介する手段として人々の間で広く受け入れられる一般受容性を持ち、流通するようになったものを意味する。歴史的には、石、貝などの自然貨幣、米、布、家畜、塩などの商品貨幣、金、銀などの貴金属が貨幣として用いられていたが、今日において... 詳しく見る