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アセット・アプローチとは、為替相場決定理論の1つで、国際的に統合された資産市場における各国の通貨建てで表示された資産ストックに対する需給関係から、為替相場が決定されるとする考え方である。これは、近年における各国の金融自由化、資本規制緩和に伴い、国家間の資本移動が急増し、この結果、為替取引の大部分は、実需取引ではな... 詳しく見る
LM曲線(LM Curve、えるえむきょくせん)とは、貨幣市場を均衡させる国民所得Yと金利iの組み合わせである。貨幣市場の均衡条件は、 と表せる。Mは外生的に与えられる名目貨幣供給量(名目マネーストック)、Pは物価水準で、上式左辺は実質貨幣供給量を表す。一方、上式右辺は実質貨幣需要を表す。取引動機に基づく貨... 詳しく見る
貨幣市場の均衡とは、実質貨幣供給量(実質マネーストック)と実質需要量が等しくなる状態である。実質貨幣需要は、取引需要、予備的需要、資産需要の和であり、また、取引需要は所得の増加関数、資産需要は金利の減少関数であるため、予備的需要を捨象するならば、実質貨幣需要は所得の増加関数、金利の減少関数として定式化される。 ... 詳しく見る
M1(えむわん)とは、マネーストック統計において狭義のマネーを表す指標である。日本銀行のマネーストック統計の場合、M1は現金通貨と全預金取扱機関が保有する預金通貨(要求払い預金)を足し合わせたものと定義される。現金通貨や預金通貨といった流動性の高いものだけを含むという点で、M1は交換機能を持つ貨幣を表すマネースト... 詳しく見る
マネタリー・ベース(Monetary Base)とは、中央銀行が供給する通貨であり、下記式で表されるように、現金通貨(C)と中央銀行当座預金(R)を合わせたものとして定義される。 なお、マネタリー・ベースは、ハイパワード・マネー(High-Powered Money)、あるいはベース・マネー(Base Mo... 詳しく見る
内部貨幣は、貨幣のうち民間部門の発行する債務が決済機能を果たすようになったものを意味する。具体的には、民間銀行の負債である預金や、民間部門の発行する借用証、手形、小切手、債券などが含まれる。外部貨幣も内部貨幣も、価値尺度機能、交換機能、価値貯蔵機能という貨幣の本源的機能を有するが、外部貨幣のみが決済完了性(ファイ... 詳しく見る
外部貨幣は、貨幣のうち政府部門(中央銀行や政府)によって発行されるものを意味する。具体的には、中央銀行の負債である銀行券や中央銀行当座預金(中央銀行貨幣)が含まれる。外部貨幣も内部貨幣も、価値尺度機能、交換機能、価値貯蔵機能という貨幣の本源的機能を有するが、外部貨幣のみが決済完了性(ファイナリティ)を有する。 詳しく見る
ケンブリッジ方程式(Cambridge Equation,けんぶりっじほうていしき)とは、名目貨幣量Mが名目国民所得PYに比例して決定されることを表す、貨幣数量説を代表する式の1つである。 貨幣所有者が名目所得のk(%)の貨幣を需要すると想定すると、貨幣需要は、 Md=kPY となる。ただし、Mdは貨... 詳しく見る
数量方程式(Quantity Equation,すうりょうほうていしき)とは、一定期間における貨幣流通量Mと貨幣の流通速度VTの積が経済全体の名目取引額PT(物価水準Pと実質取引量Tの積)と等しいという関係を表す式である。数量方程式は以下のように表される。 MVT=PT しかし、財やサービスの取引は交... 詳しく見る
資産需要とは、債券の価格変動から生じるキャピタル・ロスを回避するための貨幣保有動機である。投機的動機に基づく貨幣需要とも呼ばれる。 金利が低下すると債券価格は上昇するため、多くの経済主体は将来における債券価格の低下を予想する。このとき、自らの資産を債券として保有すると、キャピタル・ロスを被る可能性が高まるた... 詳しく見る