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CAPM(Capital Asset Pricing Model、きゃっぷえむ、資本資産評価モデル)とは、分散投資のリスク低減効果を反映した資産のリスクと期待リターンの関係式を表す均衡モデルである。資産の期待リターンは、安全資産のリターンと市場全体の変動と連動したリスクへの見返り(リスク・プレミアム)の合計であり... 詳しく見る
アンシステマティックリスク(Unsystematic Risk)とは、分散投資によって消去可能なリスクのことである。例えば、企業内の不祥事やストライキなどの企業の個別の変動要因が挙げられる。このリスクは、分散投資によって消去されるため、期待リターンには影響を与えない。 これに対して、分散投資によって消去... 詳しく見る
システマティックリスク(Systematic Risk)とは、分散投資を行っても消去しきれないリスクのことである。例えば、景気の悪化のようなマーケット全体に影響をもたらすような変動があげられる。CAPMでは、システマティックリスクのみが期待リターンに影響を与える。 これに対して、分散投資によって消去可能... 詳しく見る
ゼロベータCAPM(Zero beta CAPM)とは、市場に安全資産が存在しない場合においてもCAPMの関係式が成立することを示したモデルである。 実際の市場では、安全資産の貸借の利子率が同じであることはなく、同一の安全資産でいくらでも貸借できるということはない。Black(1972)は、安全資産が存在しない... 詳しく見る
ベータ(Beta)とは、CAPMにおける資産のリスクの尺度であり、マーケットポートフォリオの変動に対して、資産のリターンがどれだけ連動して動くかを示したものである。ベータは下記式で表すことができる。 平均分散アプロ-チでは、その証券のリターンの標準偏差を証券のリスクと考えた。しかし分散投資を考えると、証券の... 詳しく見る
マーケットポートフォリオ(Market Portfolio)とは、世の中に存在するすべての資産からなるポートフォリオのことである。 平均分散アプローチによれば、分散投資を行ったとき、すべての投資家の持つ危険資産の組み入れ比率は接点ポートフォリオになる。すべての投資家のポートフォリオを合計するとマーケットの時... 詳しく見る
証券市場線(Security Market Line、SML)とは、横軸にベータ、縦軸に期待リターンをとったときに、CAPMにおけるベータと期待リターンの関係を表した直線である。証券市場線は、ベータの一次関数で表され、切片は安全利子率であり、傾きはマーケットポートフォリオのリスクプレミアムである。 CAPMの仮... 詳しく見る
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