1月効果(January Effect)とは、1月のリターンがほかの月に比べて高い現象のことを指す。1月効果は
カレンダー効果の1つであり、とくに
小型株で大きく観測されることが知られている。
この現象を発生させる原因として、①投資家が12月末にキャピタルロスを確定し、1月に買い戻すことによって節税を実現しようとする「Tax-Loss取引仮説」や②
機関投資家が年末に提出する保有資産のレポートをよく見せようとするため、12月末にイメージの悪い株をいったん売るという「Window dressing仮説」などが考えられているが、統一的な見解は得られていない。また、近年の研究では小型株を除けば1月効果は見られなくなっているといわれている。