DCF(Discounted Cash Flow、割引キャッシュ・フロー、でぃーしーえふ)とは、複数期間にわたるキャッシュ・フローを現在価値に割り引くことで、キャッシュ・フローの価値を評価する方法である。
将来の各期における配当を用いて株式の価値を評価するときや、投資による期待キャッシュ・フローを用いて投資の価値を求めるときなどに使われる。
下記式を用いて将来の一定期間(i =1,2,⋯,t)にわたる一連のキャッシュ・フローの価値(左辺)を評価する場合について考える。適切な割引率(r)を用いて、各期におけるキャッシュ・フローの現在価値(Ci /(1+r)i )を計算し、それらの現在価値を合計することで、一連のキャッシュ・フローの価値が求められる。
【式】