エクイティプレミアムパズル(Equity Premium Puzzle)とは、過去の株式の実現リターンと
安全資産のリターンの差(エクイティプレミアム)が、理論が予見する値と比べて大きすぎる現象のことをいう。エクイティプレミアムパズルは、現在も未解決のファイナンスの重要なパズルである。
MehraとPrescottは1985年に過去90年間に実際に観測された
S&P500の平均リターンとT-Billの収益率の差は約6%であるが、理論的に予想される収益率の差は最大0.4%であることを示したことから、このパズルが発見された。その後も、エクイティプレミアムパズルを説明しようとする研究が続けられており、
プロスペクト理論と
メンタルアカウンティングによって説明しようとする研究もある。