ビッド・アスク・スプレッド(Bid Ask Spread)とは、取引の最も高い買値(最良買い気配値)と最も安い売値(最良売り気配値)の差をいう。
この差が小さいほど、売買にかかる取引費用が小さい。また、売買にかかる取引費用が小さい市場ほど、流動性が高いといえる。ビッド・アスク・スプレッドは
市場の流動性の
タイトネスの指標として用いられる。
例えば、円/ドル為替相場が、1ドル=100.10-100.20円と提示されている場合、ビッド・アスク・スプレッドは、ビッド・レート100円10銭とアスク・レート110円20銭の差の10銭となる。