スチュワードシップ・コード(Stewardship Code)とは、
機関投資家の行動規範のことである。2010年に、英国ではじめて導入された。日本では、英国のコードを参考に、「『責任ある機関投資家』の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~」が策定され、2014年2月に公表された。
機関投資家が経営者との建設的な「目的を持った対話(エンゲージメント)」を通じて「スチュワードシップ責任」を果たし、企業の中長期的な企業価値の創造及び持続的成長を促すことを目的とし、7つの原則を定めている。
なお、「日本版スチュワードシップ・コード」の特徴としては、「プリンシプル・ベースアプローチ」(原則主義)と「
コンプライ・オア・エクスプレイン」(原則を実施するか、実施しない場合には、その理由を明らかにするか)の手法を採用していることが挙げられる。