FOMC(Federal Open Market Committee、米国連邦公開市場委員会)は、米国の政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標や、これを達成するための
公開市場操作の方針を決定する、最高意思決定機関委員会である。
日本銀行の「
金融政策決定会合」、欧州中央銀行の「ECB政策理事会」に相当する。
米国の中央銀行制度である連邦準備制度(Federal Reserve System、FRS)においては、ワシントンD.C.にある
FRBが、12の主要都市に散在する連邦準備銀行(Federal Reserve Bank)を統括している。FOMCはFRBの7名の理事と5名の連銀総裁(ニューヨーク連銀総裁のほかは、11地区連銀からの輪番制)で構成され、約6週間ごとに年8回、定期的に開催されるほか、必要に応じて随時開催される。