デプス(depth)とは、
市場の流動性の1側面を表した概念であり、市場の厚みを示すものである。市場で取引を行う際に、市場価格に影響を与えず、どれだけ多くの取引を成立させることができるかを表し、具体的には、市場で買い注文と売り注文が十分に存在するかを示す。市場において十分な量の買い注文と売り注文が存在する場合、デプスが大きいといえる。
一般的に、デプスが大きな市場では大量の取引を大きな価格変動を引き起こすことなく実行できるため、
マーケットインパクトは小さくなる。すなわち、デプスが大きな市場では、市場の流動性が高くなる。デプスを測定する代表的な指標としては、
カイルのラムダがある。