オペレーショナルリスク(Operational Risk)とは、金融機関や事業会社等が業務を行う際に発生するリスクである。
例えば、事務処理を行う際のミスや不正といった事務リスク、コンピュータシステムの不備や誤作動といったシステムリスク、規制や制度の変更リスク、人材の流出といった人的リスクが挙げられる。また、自然災害やテロのような外生的に発生するリスクも含まれる。
金融機関におけるオペレーショナルリスクは、金融機関の健全性を担保するために
BIS(国際決済銀行)が導入した規制であるバーゼルⅡで新たなリスク規制対象に追加されている。バーゼルⅡでは、金融機関はオペレーショナルリスクを算出し、リスクに見合った自己資本を保有する必要がある。