配当政策(Dividend Policy)とは、
ペイアウト政策の1つであり、配当を通じた株主還元について企業が採用する方針のことである。
現金配当には普通配当、記念配当、特別配当が存在する。例えば、普通配当は企業が生み出した利益を源泉として決算期ごとに
株主へ支払われる配当のことをいう。なお、1株を複数の株式に分割する
株式分割が行われた場合、株主の保有株数は増加することになる。1株当たりの配当が変更されない場合は、実質的な増配となる。
配当は株主の権利の1つであるが、その株主の権利が確定するには、「権利付き最終日(権利取り日)」、「権利落ち日」、「権利確定日」という3つのプロセスを経ることになる。「権利確定日(下記の図では30日)」とは、株主の権利が確定する日である。株主の権利確定のためには、「権利付き最終日(下記の図では27日)」に株式を保有している必要がある。言い換えると、「権利落ち日(下記の図では28日)」に株式を購入しても株式の権利を受け取ることはできない。