フェルドシュタイン=ホリオカの逆説(Feldstein = Horioka Paradox)とは、国家間の資本移動が自由化し、資金の貸借が自由に行われるようになれば、国内の投資は国内の貯蓄に制約されることなく、独立に行えるようになるため、貯蓄と投資の間には相関が存在しなくなるはずであるにもかかわらず、各国の貯蓄と投資の間には高い正の相関関係が存在する現象を意味する。
フェルドシュタイン=ホリオカの逆説の説明には、政策当局が
経常収支不均衡の調整のためのマクロ経済政策を行う場合に着目するアプローチや非貿易財が存在する場合に着目するアプローチなどがある。