非支配株主持分(Non-controlling interests)とは、子会社である株式会社の発行済み株式のうち、親会社が保有していない部分のことをいう。
数値例でみると、下記図のように親会社が子会社株式(議決権)の50.1%を保有している場合、その親会社以外の残りの49.9%の株式(議決権)を、非支配株主持分という。
一般的に、親会社(
支配株主)は、議決権を行使することによって、子会社の意思決定を自身に有利なものにすることができるため、非支配株主との間で利益相反の問題が生じることが懸念される。
非支配株主持分の従来の名称は「少数株主持分」であったが、2015年4月より、現在の名称が使用されることとなった。
【図】非支配株主持分の数値例