フォワード・レート(Forward Rate)とは、将来のある時点から先のある時点までの一定期間の利回りのことをいう。例えば、1年後から2年後まで資金を運用する場合に得られる利回りは、1年後から2年後までのフォワード・レートである。フォワード・レートは運用期間が異なる
スポット・レートで求めることができ、スポット・レートから算出されたフォワード・レートはインプライド・フォワード・レートとも呼ばれる。
r1を1年間のスポット・レート、r2を2年間のスポット・レート、f1,2 を1年後から2年後までのフォワード・レートとする。裁定機会がないとすると、2年間のスポット・レートで2年間運用したときと、現在のスポット・レートで1年間運用し、1年後から2年後をフォワード・レートで運用したときの利回りは等しくなるので、フォワード・レートは以下の関係式で表すことができる。
r1:1年間のスポット・レート
r2:2年間のスポット・レート
f1,2 : 1年後から2年後までのフォワード・レート