景気動向指数(Indexes of Business Conditions)とは、現在や将来の景気が拡大するのか後退するのかを知るために、28個の景気指標を合成して作成される指標である。内閣府が毎月作成しており、CI(Composite Index)とDI(Diffusion Index)の2つの指標を公表している。
DIは、採用している指標のうち、改善している指標の割合を示しており、全体の方向性を示しているといえる。これに対して、CIとは、各指標の過去の値からの変化量を合成した指標であり、方向感だけでなく、変化の大きさを知ることができる。
かつては、DIが中心であったが、2008年4月発表分以降、CIが中心的な指標となっている。景気動向指数は、現状の景気よりも先に動くものを「先行指数」、一致して動くものを「一致指数」、遅れて動くもの「遅行指数」としてそれぞれ公表している。