非伝統的金融政策(Unconventional Monetary Policy)とは、伝統的な金融市場調節手段である政策金利がゼロ、或いはほぼゼロになった状況から、さらに金融緩和を行う政策を意味する。具体的には、中央銀行のバランスシートを拡大させる量的緩和や
マイナス金利政策、イールドカーブ・コントロールなどがあげられる。
日本における非伝統的金融政策の推移は以下の通りである。
1999年2月 ゼロ金利政策の開始
2000年8月 ゼロ金利政策の解除
2001年2月 ゼロ金利政策の開始
2001年3月
量的緩和政策 (Quantitative Easing、QE)の開始
2006年3月 量的緩和政策の解除 ゼロ金利政策へ移行
2006年7月 ゼロ金利政策の解除
2010年10月
包括的な金融緩和政策の開始
2013年4月
量的・質的金融緩和政策(Quantitative Qualitative Easing、QQE)の開始
2016年1月 マイナス金利付き量的・質的金融緩和政策(3次元QQE)の開始
2016年9月
長短金利操作付き量的・質的金融緩和の開始